2011年11月26(土)27(日) 全九州幼年アマチュアボクシング競技大会

先月10月15日(土)に福岡県予選が行われた幼年アマチュアボクシング大会。
そこで県代表になったマサヤとリクが九州大会に臨みました。

結果は、二人とも勝利し(マサヤは2勝・リクは1勝)全国大会への出場権を手にしました!
しかしながら、マサヤは全国大会へは実戦ではなく演技の部への出場を認定していただくことになりました。
幼年ボクシングでは選手の健康管理上、連続しては二日間までしか試合が出来ないようになっているそうです。
なので、5名以上のエントリーがあった階級では2日間という日程ではトーナメントで優勝者を決める事が出来ません。

今大会では、48s級と50s級の3階級が5名以上のエントリーがあり、2日目まで勝ち残った選手同士で全国大会出場権の獲得を
抽選で決める事となりました。(マサヤは48s級で出場しました)
マサヤの2日目の対戦相手は以前大会で1R RSC負けをした選手でした。しかもその大会で全国優勝をしている強い選手です。
試合では練習してきたことをしっかり出すことが出来て、僅差ながら判定で勝利することが出来ました。
まだまだ安定感という面では課題が多くあります。これからも改善するべきところをしっかりと見直して頑張ってほしいです。

リクは初めて闘う相手でしたが、いつもよりも落ち着いて試合運びが出来たように感じました。
ただ、自分が練習してきたことは出すことが出来ずに課題の残る内容となりました。
するべきことがわかっていても、それを実行するのは簡単ではありません。したいその動作を行うための予備動作、落ち着き、距離、タイミング、
スピード・・・・いろいろありますが、それぞれのバランスがとれていなければ決定力を欠いてしまいます。
答えを模索しながら、しっかり自分のボクシングを見つめなおしてまた頑張りましょう!

会場には選手コースの仲間がはるばる福岡から駆け付けてくれました!
小さな体で大きな声を出して応援してくれていました・・・きっとリング上で闘っている先輩の姿を見ながら自分の将来をダブらせていたと
思います。いつか自分がそのリングに立てるように毎日の練習をしっかり頑張って下さい!

福岡県予選の終了後に、勝った選手にも負けた選手にも厳しく指導をしました。それは試合そのもののことではなく、あいさつ、行動、気配り、
選手としての自覚、その他の「人間としての強さ」で他の選手に負けていることでした。
幼年というだけに、まだまだ子供です。ですがリング上で競技を行うならば、大人も子供もなく1人の「選手」です。
その勝負する人間としての立ち振る舞いを日頃の生活から見直すように伝えていました。

今回勝利することが出来た二人の選手は、その「ハキハキとしたあいさつ」「キビキビとした行動」「人に対する気配り」「選手としての自覚」
が以前よりも実行に移すことが出来るようになりました。
そのことが、本人のボクシングの中にも出てきているように感じました。人間的な成長なく、選手として成長することはないと思います。
自分を支えてくれる周りの人がいてはじめて「選手として活躍できる」ことへの感謝の気持ちを忘れずにこれからも頑張ってほしいと思います。

今大会では日頃出稽古等でお世話になっている、他団体の方々からの応援をたくさんいただきました。
本当にありがとうございます、感謝申し上げます。

宮崎県立体育館 試合会場
初日は試合なし 試合まで時間があるので仮眠
試合前の選手手帳の確認 高校生の新人戦が先にありました
試合をしっかり見ていました マサヤのアップ
小さな応援団 表彰式
全国大会出場の認定をいただきました 選手二人は交代し、3人でセコンドを務めました
全員にとって貴重な経験となった全九州大会でした!